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  1. 長野県議会 2022-06-29
    令和 4年 6月定例会危機管理建設委員会-06月29日-01号


    取得元: 長野県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    令和 4年 6月定例会危機管理建設委員会-06月29日-01号令和 4年 6月定例会危機管理建設委員会 危機管理建設委員会会議録(その4) ●招集年月日時刻及び場所    令和4年6月29日(水)午前10時30分、議事堂第5委員会室に招集した。 ●出席した委員の氏名     委 員 長           堀 内 孝 人     副委員長           大 畑 俊 隆     委  員           服 部 宏 昭       同             宮 本 衡 司       同             続 木 幹 夫       同             清 水 正 康       同             清 水 純 子       同             高 村 京 子 ●欠席した委員の氏名     委  員           平 野 成 基 ●説明のため出席した者の氏名   (建設部)     建設部長            田 中   衛
        建設部次長           小 松 誠 司     建築技監兼建住宅課長     塩 入 一 臣     リニア整備推進局長       斎 藤 政一郎     参事(高規格幹線道路整備推進担当)兼道路建設課長                     青 木 謙 通     参事兼砂防課長         林   孝 標     参事兼都市・まちづくり課長   高 倉 明 子     建設政策課長          小 池 広 益     道路管理課長          栗 林 一 彦     河川課長            川 上   学     施設課長            久保田 達 也     技術管理室長          坂 口 一 俊     公営住宅室長          樋 口 公 昭     リニア整備推進局次長      片 桐   剛   (危機管理部)     危機管理監                  五十嵐萬寿男     危機管理部長                 前 沢 直 隆     危機管理部次長兼参事(ワクチン接種担当)   諏 訪 孝 治     消防課長                   柳 沢   剛     新型コロナウイルス感染症対策室長       髙 野 雅 彦     危機管理防災課長               血 脇 秀 明 ●付託事件    6月27日に同じ ●会議に付した事件   前半(建設部)6月27日に同じ  後半(危機管理部付託事件のうち9、13及び危機管理部関係所管事務一般について ●開議時刻 午前10時29分 ●堀内委員長 開会を宣した。  ▲ 日程宣告     前半 建設部関係の審査     後半 危機管理部関係の審査  ▲ 議題宣告(建設部関係)     付託事件及び所管事務一般を一括して議題とし、委員の質疑等発言を許可した。 ◆高村京子 委員 委員長の御許可をいただきましたので、私は昨日の宮本委員と、それから清水委員の御発言と私に対する御質問をいただいたように思います。それで、発言の機会をいただきまして、改めて私の述べたいことを申し上げたいと思っております。まず、電源が新幹線より40倍も高いということを初で申し上げました。この根拠はうそを言ったわけではなくて、旧国鉄の技術者でありました川端俊夫さんという今は亡くなっておられますけれども、もっと速い鉄道をと研究を重ねて、強力な磁気による車両が浮上して動くということを実現できないかということで技術研さんを重ねまして、研究をされた方です。その方が宮崎のリニア実験場、あるいは山梨の実験場の計画もあったわけですが、新聞に取り上げられたのが宮崎のリニア実験場でした。このときに1989年、昨日御答弁もいただきましたけれども、確かにそこでリニアは新幹線の40倍の電力が必要だということで、朝日新聞に投書をしておられます。この投書が川端俊夫さんでいらっしゃいます。石炭、石油、ウランなど、あと数十年しかこういった資源はない。こんなにエネルギー浪費の乗り物は認められませんとおっしゃっていました。私は、このことを世間に知っていただきたいということで、朝日新聞に投稿されておりますので、リニアの生みの親の方が将来に禍根を残すとおっしゃったことですので、これはうそではなく、そのようにおっしゃいました。その当時のことです。それから、東日本大震災の原発事故があり、また人口減少の問題があり、また地域ローカル線危機的状況もありということで、川端さんが発信してから、それから33年たっております。リニアは莫大な電力がかかると、将来に禍根を残すとおっしゃってから33年、この間にも様々な社会的な状況が、危機的状況があると思います。  そして、私は信濃毎日新聞の今日一面トップでも出されております、土の声をしっかり聞くということで、国策民営化リニアの現場からということで、今日で70回になります、そして今日はエピローグということで、改めてこのリニア計画に対する不信や疑問や、あるいは痛みを感じている方が様々いらっしゃる。こういう声を聞いていただきたいという思いで、私は信毎さんの記事にも学びながら、共感をさせていただきながら、発言をさせていただいたところであります。リニア開発を進めて当初計画があったのは、日本とドイツだけです。ところが、政府が巨大計画に対する調査、評価、疑問、政策決定、こういったものを議論のテーブルにのせまして、ドイツはどうなのかと。そして、そのことについて議論を重ねて、政府は閣議決定して、ドイツではリニア計画推進を決めたわけですが、改めて様々な皆さんの声を政府としてテーブルにのせ、検証する中でこのリニア計画は中止ということを決定しておられます。技術大国のドイツでも様々な角度から国民とともにいろんなことを考えて、経済性とか、技術的信頼性とか、環境問題とか、そういうことも多角的に国民の議論を起こしてリニアの開発中止という結論を出しております。  私はやはり決めていくのは県民であり、国民であると思うんです。そこに対して様々な、私も全部見させていただきました信濃毎日新聞の70回、今日エピローグですが、これにも私は共感を思いまして、発言をさせていただいたところです。誰一人取り残さないと、そういうことを知事として表明していただいております。そういうところでは、本当に一度失ったら取り返しがつかないこの自然をどう守っていくのか、そういうことも含めて、県民の皆さんの思い、願いを県政でしっかり取り上げていただき、JRともしっかりその点で意見交換や、場合によっては国に対しても意見を言っていただきたい、こんな思いでおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ◆清水正康 委員 今、高村委員よりお話がありました。昨日もお話ししたとおり、いろいろ意見があるのは十分承知しているという部分で、僕は40倍という話が古いデータであるということで御指摘をさせていただきました。その40倍の根拠になる今、川端先生のお話ですけれども、その川端先生のお話も新聞記事自体は1989年です。川端先生の記事の引用を見ても1979年の実験でのデータということで話があります。しかも、そのときは40人乗りでした。ただ、今、山梨での実験線はLO系といって、それも改良型になっているんですが、今、60人乗りというようなことで車両も改善されています。ですので、やはり議員たるものもう40年近いような古いデータではなく、新しいデータできちんと反論するなら反論するということがいいのではないかということで、御指摘をさせていただいたということで御理解いただければと思います。以上です。 ◆高村京子 委員 清水委員のおっしゃることもそうだと思いますが、だからこそ、今現在の現時点に立って、様々な視点で調査、検討していく必要があろうかと思います。以上です。 ◆宮本衡司 委員 高村委員、基本的な話として、国策として民間企業JRが事業としてやっていくわけですよね。ですから、例えばいろんなことがあるのはいいんですけれども、ただこれこれこうだから事業を取りやめろ、一旦中止せよということが、果たしてこの県議会で論ずるべき話かなという基本的な話なんですけれども、昨日も話しましたけれども、100%賛成という結果が出るまで中止しろということは、これからいろんな場面に遭遇しますよね。リニアだけじゃございません。昨日も話しましたけれども、この橋は大丈夫か、この道路は大丈夫か、この公民館は大丈夫か、地震が来れば一発ですよ、地震が心配だ、だからやめましょう。これでは、全然世の中の発展もないし、人々の暮らし、生活も全然よくならないわけですよ。  だから、改めて申し上げますけれども、これは民間の事業でございますので、それを我々県議会として、その事業に対していろいろなことについて討論するのはいいんですよ。ただ、基本的に高村委員がこの事業に対して反対、否定されるということになりますと、私はそれはちょっと違うと思う。以上です。 ◆高村京子 委員 こういういろいろ議論をさせていただくということは本当に大切なことだと思っております。  それで、本当に私も知れば知るほどリニアの課題、問題が山積していると、解決していないと思うわけですけれども、例えば日本自然保護協会とか、あるいは日本で最も美しい連合ということで大鹿村、南木曽町、中川村等も入っておりまして、本当にこのかけがえのない自然をどう守るかということで一生懸命発進していらっしゃる方もいるんですよね。なので、県議会の大事な議場でございますが、議会の場でございますが、そういった皆さんの思い、願いを私も勉強を十分にできておりませんけれども、この議会に持ち込んで、議論を尽くすということも議会の役割だと思っておりますので、発言させていただきました。ありがとうございます。 ◆宮本衡司 委員 そうしますと、いろんな意見はこれからも言いたいということなんですが、例えばこれから高村さんの選挙区で橋がかかると、そういった計画の中で、いやこの橋はちょっと地震来たら一発で壊れるから、こんなところへかけてもらっちゃ困るという意見を私が言っても構わないんですね。 ◆高村京子 委員 それはよろしいんじゃないでしょうかね。 ◆宮本衡司 委員 了解いたしました。そういう危険がわずかでも、地域の住民の反対意見が一つでもあれば、そこでじゃ工事はストップと、こういうことでいいんですね。 ◆高村京子 委員 議論を深めるということだと思います。 ◆宮本衡司 委員 議論を深めた中で、最終的にその事業に対して、要するに反対、否定という、そういう大前提の中で話を進めていくというのは、私はおかしいと思いますよ。 ◆高村京子 委員 いいです、繰り返しになりますので。 ◆大畑俊隆 委員 おはようございます。それでは順次質問させていただきます。  冒頭、災害復旧においては本当に部局挙げて御尽力をいただいていることに、改めて感謝を申し上げます。  それでは、私のほうから御質問は資料4ページをお願いいたします。主要地方道中津川田立線の請負工事の締結については、本当に感謝申し上げます。5億に及ぶ大工事でありまして、約100メートルの上部工について、これから工事が行われますけれども、この路線については南木曽町の田立地区においては、非常に念願の工事でございます。中津川のこの田立から坂下までの間、非常に生活道路としては幅員が狭くて、児童も含めて本当に怖い思いをしていた道路であります。ただ、あそこの上部工ができても、この利用をすぐできるというわけではありませんので、その上部工についての工事については、安全を期して、また地元の要望については幅員の狭いところはまだ通らなければならなので、坂下までの間の道路については、早く改良を含めてお願いするところであります。  それで、この道路については、今、建設中の右岸道路の接続、そしてリニア新駅、中津川市ですけれども、そこに及ぶ接続をもたらす大変大事な建設になってくるわけでありますけれども、そういう中で、中津川新駅リニアにつける接続については、これは木曽郡にとっても非常に重要な路線になってくるわけでありまして、その中で中津川の新駅の改良については、5月の協議会含めて総会があって、その折、中津川市の青山市長、そして恵那の土木の八田所長がお見えになって、前向きにとは答弁していただきました。なかなか進まない状況だと私は思っておりますけれども、まず部局において、この中津川新駅の接続についての計画について、岐阜県側とどのような話合いをして、今後どのようになっていくのか、まず質問をさせていただきます。 ◎青木謙通 参事兼道路建設課長 大滝川橋の話の中で、先線の話だと思いますけれども、中津川駅までの状況についての御質問だと思います。  委員の御指摘のとおり、本県道につきましては、国道19号が雨量規制であるため、物流機能遮断リスクですとか、田立地区の孤立化のリスクの解消を目指すために、現在やっているところです。その先を目指せば、今、言われたとおり中津川駅ということで、御存じかと思いますけれども、木曽川右岸ルートの一部となっておりまして、起点側から順次改良いたしまして、現在事業中の箇所については、今回の橋を含めて令和6年度までで供用を図っていきたいと思っております。その先が県境区間ということで、長野県区間については300メートル程度ということで、こちら岐阜県区間もございますので、岐阜県と調整をしているところでございます。  先月でございますけれども、私どもの木曽建設事務所と岐阜県側の恵那土木事務所と話をして、岐阜県も調整をしていただく中で、令和6年度に事業着手できるよう岐阜県といたしましても所要の調査を行って、ルートと言いましても現道拡幅が主になると思いますけれども、その辺の調整を図ってやっていきたいと、内々ではございますがお答えをいただいているところでございます。非常に大事な路線ということなので、少し大滝川橋につきましては、橋をかけた後、一部狭い区間で供用するようなところもあるかと思いますけれども、さらに先線の整備に向けて、しっかりとやっていきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。以上でございます。 ◆大畑俊隆 委員 今、令和6年というお話をお聞きしてほっとしておりますけれども、岐阜県側との長野県側との協議については、非常に難しいところもあろうかと思います。また、岐阜県側については、優先的なところの事業も含めて、ここにおいての優先順位が低いんではないかと思うんですけれども、青山市長からすると非常に大事な路線、そして馬籠を持っている中津川市ですから、観光路線としても、また有事についても、この右岸道路建設促進には本当に私としても努力していきたいと、青山市長の発言はいただいておりますので、ぜひとも長野県からもより多くのプッシュをしていただいて、ぜひとも計画を早急につくっていただき、事業に取り組んでいただくようにお願いを申し上げます。  そこで、今度、片や右岸道路の接続についてですけれども、現在、右岸道路は全長が45キロありまして、供用が今、27.8キロ供用になっております。右岸道路事業開始からもう30年以上たっていまして、木曽郡においては、国道19号の代替道路としての希望が物すごい強い右岸道路で、県としても本当に毎年、毎年、事業の予算については配慮をいただいて、投資を行っていただいていることには、大変地元としても感謝を申し上げたいと思います。  そこで、今、ずっと長谷川部長のときからも、田下部長のときからもそうなんですけれども、現在、川向から田立という区間、5キロ以上の区間ですけれども、これについてはまだ未計画というところにあって、調査も入りたいところもあろうかと思いますが、これについての工事計画について、どのようなお考えを持っておられるのか、またその進捗についてはどうなのか、質問をさせていただきます。 ◎青木謙通 参事兼道路建設課長 木曽川右岸道路につきましては、特に南部ルートにつきましては、上松から南木曽で、現在数戸ほどで力いっぱい進めておるところでございます。今、御質問の川向から田立の区間についてでございます。こちら課題といたしましては、木曽川右岸側で地形上、もし整備をするとすれば、御案内のとおり長大なトンネルとなります。そういった中で技術的に難易度が高いので、施工にも時間がかかり、完成するまでもこれまた時間がかかるところでございます。例えばなんですけれども、ここを早期に効果を発現させるためには、一旦19号側に向けて橋をかけて渡すとか、そういった方法も選択肢に入れて検討を行う必要があるのではないかと考えておるところでございます。  今後につきましては、非常に大事な区間でもありますので、整備手法について、特に地元の南木曽町になるかと思いますけれども、地元の意見等を伺いながら、整備効果並びに整備事業費等を勘案の上、話し合った中で意見を伺いながら、今後とも検討を進めていきたいという状況でございます。以上でございます。 ◆大畑俊隆 委員 ありがとうございます。一番の懸案となっている箇所だと思います。そして、多分恐らくトンネルを工事する場合に、恐らく150億以上というような予算も必要になってくるわけで、県としてその予算を割いて、右岸道路完成の中でそれを見据えることは、なかなか今の財政上厳しいという御判断であれば、せめて19号接続についても草案として考えてもいいと私は思うんです。まだ、南木曽町の向井町長もいろいろな案を出してほしいと、その中で協議をして地元の理解を得ながら、右岸道路全通開線について早く行っていただきたい願いがあります。これは当然リニアの開通も含めて、木曽谷に及ぼす経済効果を優先しながら、また住民の安心・安全な道路の代替道路としての機能を発揮するためには、本当に必要な計画だと思いますので、どうかよろしくお願いします。  そして、代替道路における今の橋の話も出ましたけれども、ここで少し御発言なかなか難しいと思いますけれども、可能性とすれば国道256号への接続だとか、いろいろあると思うんですけれども、その点についてはどのようなお考えでしょうか。 ◎青木謙通 参事兼道路建設課長 今、お話ありましたけれども、右岸をずっと整備を進めていくとすると、ほぼトンネルになるかと思いますし、木曽川を一旦渡って、国道256号なり、19号に出すという方法もあると思います。その場合、左岸に渡った場合に、またトンネルを通さないといけないとか、そういったところもありますので、私ども技術的な検討も深めながら、効果が発現でき、要は一旦渡せば、その部分で供用できるのではないかとも考えており、コストと整備する時間を考えながら、一番最適なものを地元の意見も伺いながら進めていきたいと思っております。以上です。 ◆大畑俊隆 委員 先ほども申し上げましたけれども、建設から30年以上たっていて、まだ45キロのうち27.8キロしか供用ができていない。そして、今、大桑で行われるトンネル工事2か所というところもあって、非常に時間的にまだまだ要するということで、私、県会議員になって4年目になりますけれども、お聞きする郡民の声は、何しろ大畑、右岸道路完成させろという、この一つの大きなミッションがあります。そういう中で地元とすればいつ完成できるんだという声が物すごく強くて、それはお答えにくい次元的な部分があると思うんですけれども、部長にお聞きしたいのは、完成のめどというのは建設部としては想定できないのかどうか、期限といいますか、いつまでに完成させたい、そういうものがあるのかどうか。 ◎田中衛 建設部長 木曽右岸の完成のめどが出せないかということですけれども、木曽右岸については、リニア関連道路の一つとして位置づけていますので、事業中の区間については、当初のリニアの開業目標の令和9年度を目指して事業をしております。なので令和9年度の一つの目標に向けて、今、事業中の区間については進めていきたいと思います。ただ、今、委員御指摘の川向田立については、必要性というのは十分認識しておりますけれども、どういう形でルートを結んでいくかは今後検討、地元の方とも話合いを持ちながら検討していかなければならないので、そこについてはまだいつ着手できるとか、いつ工事ができるかはまだ見通しが立っていない状況です。 ◆大畑俊隆 委員 今の答弁、令和9年度を想定しながらという中で、私も地元にも説明しなきゃいけない責任もありまして、まず令和9年度を想定しながら、県としては事業着手に向けて頑張るというところを御発言させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それで、続いて資料10ですけれども、関連して国土強靭化5か年の中で、ここにまた次の表で道路ネットワーク機能強化対策で、これも右岸道路について書かれております。昨年の8月の豪雨災害において、木曽郡は8か所でしたか、通行止めになりまして、約7時間の孤立状態のところが出ました。そのときにここに書かれている供用開始になっている大桑から上松含めて、この間が非常に機能したので、これがいわゆるダブルネット効果ということで、19号を管轄する所長にも右岸道路は本当に大切なんだなという御発言をいただいております。そういう中で、右岸道路の重要性はますますクローズアップされてきて、各首長とも右岸道路についての必要性は高くなってきたなという御発言もいただいております。今、部長が言われたように完成めどがなかなか立たないわけですけれども、そうはいっても我々とすれば本当に木曽郡の交通事情を含めて、ネットワーク化はなかなかしにくい土地柄もありまして、歴史的に見て19号が本当に一つの幹線道路で、それに代わる道路がなかなか見つからない中で、孤立状態にもなってしまう。そういう意味で、再度質問をさせていただきたいんですけれども、当然部局としてもこの認識をもって右岸道路の工事に当たっていただいていると思うんですけれども、この今のトンネル工事も含めて、進捗については、より迅速に図られていくのか、再度質問をさせていただきたいと思います。 ◎青木謙通 参事兼道路建設課長 先ほど部長が答弁したところもありますが、木曽川右岸道路として現在着手しているところについては、リニア開業の令和9年までにしっかりと整備を進めていくと、完成させる目標でしっかりやっていくのが1点でございます。先ほどに戻りますけれども川向田立ですとか、残る区間につきましては、そこの検討の状況等を見て、基本的にはなるべく早い時期にと思いますけれども、その辺については明言できないのが実情でございます。その辺のところについては御容赦願いたいと思っております。  今、資料10でいわれた道路ネットワーク機能強化なんですが、付け加えますけれども、この区間もそうですし、もともとの19号につきましても直轄した薮原トンネルをはじめ、かなり雨量規制解消のために努力しているところでございますので、その辺も御理解の上、今後とも19号もしっかりやりますし、それの代わりとなる木曽川右岸道路につきましても、現在着手しているところについては令和9年を目標に、それから残りの区間につきましても、可及的速やかに、時期は明言できないんですが、そんなことで答弁に代えさせていただきたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。 ◆大畑俊隆 委員 ありがとうございます。ぜひとも右岸道路早期完成の中で御尽力いただくことをお願い申し上げて、次に移ります。  続いて、資料18ですけれども、流域治水の推進ということで、本当にここ数年、豪雨災害あって、この流域治水の考え方も含めて、早期にこの流域治水の計画も含めて、地元としてもきちんと取り組んでいきたいという首長からの発言もいただいて、余談ですけれども、7月8日に木曽郡の利水対策についての協議会を開いて、全て首長が参加するんですけれども、それについてできるだけ流域治水を浸透させる、またそれを事業化していくために、何とか努力したいということで、その思いがあって協議会を開催する予定になっております。  それは少し後段にして、まず昨年の災害において、私の住んでいる15メートル先が護岸浸食によって約10件ほどの方々が退去して、そこを整備しなければならない事情が出てきて、これについては建設事務所長含めて、非常に努力されて、何回も丁寧な説明をしていただき、住民の方はそこから退去することを納得していただいて、取り交わしを今、現実しているところです。数十メートル先で今まで住んでいた方々の家屋が壊されていく、その家屋に住んでいた方々の悲痛といいますか、その思いは私も同じ区民ですので、非常に私どもとすれば何とかしてあげたい気持ちです。査定についても非常に特段の御配慮いただいていますので、全てが納得しているわけではありませんけれども、前向きな考え方で区民の皆様はそこについて、工事の着工を早く進めるために御理解をいただいたというところであります。それで、今の状態ですけれども、相当えぐれていまして、そこをやっぱり打設をしたり、コンクリートを含めて、そこの土地を確保するためにこれから工事は進められていくわけですが、その中で3件ほどまたそこの土地に新しい住居を建てて住みたい方がいらっしゃるんです。私も毎日そこを見ています。でも、毎日見ていて、仮設のコンクリートがあるだけでも相当強固なものになっているなという感じはしていますけれども、住民の不安はまだ同じことが繰り返されるのかなという思いがありまして、この工事についての安全性といいますか、確実に新たに家屋を建てるときに、それが担保できるのかどうか、その点についてはどうでしょうか。 ◎川上学 河川課長 木曽川の上町の災害復旧の状況と能力はどうかというお尋ねをいただいたと思います。  委員御承知のとおり、今、上町のほうは川沿いの住宅の皆さんに御理解をいただきまして、補償の契約をこの4月にさせていただいたところでございます。また、工事についてですけれども、工事は既に契約が終わっておりまして、実際には今現在、補償させていただいた家屋を取り壊している最中でございますので、その取壊しが終わり次第、順次工事に入っていく予定としております。  まず、工事に入るための進入路とか、それから今、コンクリートが吹きつけられているとありましたけれども、コンクリートの吹きつけの全面のところに、この後大型土のうをつけて、さらに仮設の工事をする予定としております。今の住宅の取り壊された中に入っていける箇所ができましたら、そこのところから入らせていただく予定にしております。本格的な護岸工事につきましては、渇水期となります10月から着手になろうかと思いますけれども、それまでの間のために大型土のうの設置を予定している状況でございます。災害復旧の中では、護岸工事で強固なコンクリートを使用して、今の護岸からしっかりとしたコンクリートの護岸になっていくということで、安全性の非常に高いものになる認識をしてございます。今後、まだ出水期に入りますので、出水期の後に本格着工になりますけれども、地域の皆さんに御理解をいただきながら、工事の進捗をできるだけ早く図って、早期の復旧に努めてまいりたいと考えております。 ◆大畑俊隆 委員 ありがとうございます。先ほども申し上げましたけれども、建設事務所含めて、本当に丁寧な説明をされていて、住民から本当に反対というような意見もなかなか出てこなかったということは、今後も工事のたびに丁寧な説明をいただいて、住民が本当に安心して暮らせるような復旧になってほしいということをお願いをして、次に移らさせていただきます。  今、護岸が途中で途切れているんですけれども、その護岸と同じような護岸がずっと、私の住居のそばにありまして、もちろん私もその近くに住んでいるんですけれども、その護岸が本当に安全なのかどうか、また下流について、有名な崖屋造りまでの間の護岸についても、非常に皆さん不安だという思いがあるんです。木曽川については、これも本当に建設部の努力によりまして、河川整備計画を国に申請しているところで、期待とすれば河川整備計画ができた折には、護岸がきちんと復旧されていくような、そういう首長たちの思いもありまして、本当にその整備がなされていくのかどうか、河川整備計画自体がどのようなものなのか、なかなか首長たちも理解できていないので、ここで河川整備計画ができた折には、木曽川河川については十分な河川整備ができるのかどうか、その点についてはいかがでしょうか。 ◎川上学 河川課長 木曽川の河川整備計画についてのお尋ねでございます。  木曽川の河川整備計画は今、委員御指摘のとおり、河川整備計画自体を申請するところに向けているわけでございまして、まだ制定のところまで来ていませんけれども、既に住民の皆さんに意見をいただいたり、また学識経験者の皆様からの意見をいただく手続も済んでおりまして、この後、それの部分の対応をして、河川整備計画策定に向けて進めていく形になっております。  整備計画の関係で、今、御指摘をいただいた下流の崖屋造りのところですけれども、行人橋のところかと思いますが、そういった堤防の中で改修が必要な区間については、整備計画の中で位置づけて改修ができるようにしていきたいと考えております。 ◆大畑俊隆 委員 ありがとうございます。木曽川は皆さん御存じのとおり激流になるところで、特に南木曽を見ていると、あれだけの大きい石が堆積しているということは、非常に流量も強くて、普通の護岸でいいのかという思いも皆さんあるんです。今回の護岸が浸食した川の勢いというものは、過去の大雨によるエネルギーといいますか、それとは本当に比較にならないほどの増水があって、エネルギーが働いたと査定官も来たときにそういうお話もされていました。そういう意味では、強固な護岸を造っていただきたい思いがありますので、ぜひとも河川整備計画含めて、進捗を図っていただいて、早期に護岸を再整備していただくことをお願いたします。  それで、続きましてリニア中央新幹線についてですけれども、今、冒頭様々な皆様から御意見をいただいたということで、木曽郡とすればリニアの新幹線は非常に歓迎しているところもあったり、例えば今、盛んに盛土についての問題で不安に思っている皆さんもいらっしゃいます。ただ、木曽郡とすれば、やはりこれは昭和39年の新幹線の開通の将来への夢だとか、希望だとか、また経済効果を含めて、大変大きい期待値がありました。当時、私も9歳でありましたけれども、本当にあの当時を考えると本当にわくわくするような、そんな期待感もございました。  これと同時に、リニア中央新幹線の必要、要必要というのがありますけれども、我々木曽郡にとっては、リニア中央新幹線の飯田新駅、飯田に造られる長野新駅、そして中津川市における新駅、これは本当に期待を持っているところですが、これによって東京間の短縮、そして名古屋も含めて本当にわくわくするような発想も出てきたりしております。前日にお話もあったように、観光の側面も含めて、そしてインバウンドの方々も含めて、リニア中央新幹線に乗っていただいて、中津川新駅、また長野駅に降りていただけるものと思っておりますけれども、そういうところで今、南木曽町では工区が尾越と広瀬があって、2か所の工区がありまして、そこの工区から出る発生土をどうするかが、特に南木曽町の住民の皆さんにとっては、不安と同時にどうすればいいかを今、考えあぐねているところでありまして、発生土の置場が決まらないと掘削ができないわけです。ですから、掘削を早く始めるためには置場の選定をしなければならない、これはどこの工区も含めて非常に悩ましい問題であろうかと思いますけれども、JR東海についての説明が、私のお聞きするときは過去2回あったということで、新しい置場を提案すると、JR東海のほうから説明に来て、説明の内容が非常に高圧的で、住民がなかなかそれに対して納得がいかないといいますか、あんな説明でいいのかとかいう話も出ます。それは当然盛土の提案もされて、ただ平面図が出されただけで、鳥瞰的なものもなくて、それで納得しろと言われてもなかなか厳しいという御発言があったりして、私も何度ともなく飯田における事務所に所長含めてお伺いして、地元の要望等をお伝えしているところであります。向井南木曽町長も相当苦労していまして、置場については、地元の御理解を十分知っていただかないと進まないわけです。例えば新しい置場ができるとしたら、まずJRが住民との懇談会を含めて説明会を開くわけですが、県としてどのような関わり合いをもって、新しい置場ができたけれども、県として、ただ町とJRの協議を見ているだけでいいのかどうか、そういうことも含めて、町の要望も十分聞いていた上で、その置場が早く決まるような手だてをしてほしいわけですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◎斎藤政一郎 リニア整備推進局長 南木曽町の発生土置場の住民の皆さんとの調整のことにおきます県の役割というようなことでの御質問かと思います。  町長さんが大変御苦労されていることを私も何度も役場のほうにお伺いして、お聞きもしております。そこで、今、委員もおっしゃるようにJR東海の説明の中身ですとか、またタイミングですとか、その辺の住民の皆さんからの御意見などもしっかりとそしゃくしていただく部分ですとか、その辺の説明の頻度の問題もあろうかと思いますし、また町から、町長さんも含めて御意が見出されていることを少し事前に打ち合わせをするとか、そういった事前の意見交換的なものがもっと必要だろうなと、もっとコミュニケーションを取るというようなことが大事な部分かなと受け止めておりまして、その話はJR東海にもしてきてはおります。  私からも建設関係の長野県担当幹部にもお話もしてきておりますけれども、一番のところは地元への説明をJR東海が丁寧に行い、住民の皆さんもある程度しっかり意見を聞こうという関係性が一番まず大事かなと思うところでございます。県では、一番に安全確認ですとか、許認可も含める役割も専門的な部分を持ちます。説明の仕方などにしっかりアドバイスし、町の御意見や地元の御意見などを出席する中で、確認したものなどもしっかりJR東海に伝えていくことを行っていくべきところかなと、思っております。私たちも局も含めて十分その辺も配慮していかないといけないこともありますし、県のリニア事務所として、そういう意識で臨んでいくようにしていきたいと考えております。 ◆大畑俊隆 委員 ありがとうございます。今、斎藤局長が言われるように、そのような関わり合 いをもって、十分意見も含めて汲み取っていただければありがたいと思います。  南木曽の工区については180万立米といわれていまして、その中で一つも置場が決まっていない状態でありまして、狭隘な土地のところでいる木曽郡です。その置場についてはいろいろ候補地が上がりますけれども、2万、3万の小さい立米で置場をつくっていく、そういうことを最初思っていたわけですけれども、JR側とすれば1か所にどんという、例えば50万、80万立米みたいなところを単位として、最初交渉に当たったわけですけれども、やはり現実的には20万立米だとか、10万立米のところを早く見つけて、リニアの発生土置場をつくって、早期に掘削にかかれるようなことが重要かと思いますので、南木曽町、本当に今、頑張っていますけれども、新しい置場については、できるだけ県としても関わっていただくことをお願い申し上げます。  最後に、資料12、今回の災害復旧においては、本当に部局、またそれぞれの各議員の皆さんのお力添えによって、建設工事に関わる公募型の見積合わせということで、不調に終わらず、約100か所があるんですけれども、100か所を36か所にまとめていただいたというところで、非常にありがたく思っております。また、工事に関わる建設業協会の木曽支部がありますけれども、その役員の皆さんとももう何度もともなく私は懇談会をさせていただいて、彼らの思いもよく分かるわけです。そして、ある時期に非常にスリム化させざるを得ない局面になった、そのときから従業員、または資格を持った方々を解雇せざるを得ない、そういう建設業が今あって、木曽郡の建設業者、特段に脆弱な体質になっております。工事を何か所も請け負うことも非常に苦慮しているところであって、建設事務所長もそういう意味では非常に苦労されたということをお聞きしていますし、建設業協会の業者側からも最大限努力すると、そして災害復旧においては、何をおいても先に災害復旧をさせるんだという意気込みで今回の見積りについて、参加意欲を湧かしていただいて、今の現実に至っているところであります。  その中で、建設業協会として彼らの願いは何かと言いますと、災害復旧における、例えばここに一つの願いが書いてあるんですけれども、こちらを読み上げますと、河川災害復旧工事の箇所数が多く、出水期の施工は現場流出の恐れがあり、施工期間が限られ、契約工期でも大変厳しい状況になっていると。異常気象で現場での不測の事態が生じた場合には、工期延期について対応をお願いしますという切なる思いなんです。どうしても工期の中で終えるためには、出水期以外にやらないといけない、そういう事情もございまして、原則的には年度内に収めていくという、それは当然最大使命の中で業者は請け負っているわけですけれども、いい意味の中でフレックスさも必要かなと思っておりますけれども、この辺についての考えは部局としてはどうでしょうか。 ◎坂口一俊 技術管理室長 資料12の公募型見積合わせの中の実際現場での適用の課題ということの御質問だと思います。  委員おっしゃるとおり、苦しい中で地元のために地元の企業の皆さんは災害を最優先に危険なところの中で最前線でやっていただいている事情があります。ただ、川の工事だということでどうしても制限がかかってしまうことが、その反面としてあります。  県として、基本的な姿勢としては、まずは適正な価格の積算で発注をすることと、そういう工事の制限を踏まえて適正な工期を設定して、それも併せて発注することです。それで、現場で諸事情があった場合は、その諸事情を酌んで、工期、工事内容を変更することをどんな工事でも徹底するようにしております。特に災害は厳しい状況にありますので、その辺は事務所も業者の皆さんとよく調整とか、協議をしながら対応しているものと考えております。以上でございます。 ◆大畑俊隆 委員 大変ありがとうございます。諸事情を酌むという御発言でしたけれども、一生懸命木曽郡以外でも本当に真面目にやられている業者さんばかりだと思うんですが、特に木曽人は真面目であるものですから、それをきちんと受け止めて、何とか工期内にということで頑張っていて、しかも農地整備課、林務課の工事も待ったなしで待っていまして、そして町の工事もあるものですから、業者はアップアップの状態なんです。しかも、本当に設計単価含めていろいろな部分の中で上げっている中で、工期によっては赤字を出してしまう、そういう現場もあるとお聞きをします。できるだけフレックスさといいますか、諸事情を酌んでいただいて、最大限は工期に間に合わせることを前提として、御配慮をいただきたいという思いでお願いをしたいと思います。  いろいろお話ししましたけれども、本当に木曽郡というのは、私も36年そこに住み続けていますけれども、非常に狭隘な土地、当然東山道があったときに、その歴史過程から見ますと、やはり東山道はこの木曽郡を通さなかったという非常に厳しい土地柄で、ようやく中山道において木曽郡の道が開けてきたという歴史過程もあって、国道19号1本のネットワークしかないものを右岸道路建設に当たって御尽力をいただいていますし、また木曽川だけが河川整備計画がつくられなかったことで、いろいろ護岸についても、またそういう配慮もなかなか厳しい状況があったことが、今回の河川整備計画ができることによって、本当に地元としてもこれで本当に安心な河川ができていくことを願っておりますので、ぜひとも木曽郡についてもほかの地域も当然あるんでしょうけれども、特段災害の多い地域なんで、できるだけそれについて前向きにお取組をしていただくことをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◆服部宏昭 委員 審議も終わるところですが、お願いがございます。簡単にやりますけれども、  千曲大橋の建設促進に向けてぜひまた建設部のほうでもお考えいただきたい。  北部幹線が長野市さんで大きな道路を開けていただいて、あれが18号線までつながりますと、その先を県のほうで道路を開設していただいて、さらに向こう側は須坂側、南志賀高原線、主要地方道ですけれども、それを延長してきて、そして千曲川に至ってというのは、小布施橋と村山橋、これ5キロあるんですよね。大体2.5キロぐらいで来ているんですけれども、そこだけ5キロもある。ですから、回らなければいけませんから、大変不便を来している、経済交流にも非常に影響が多いということで、長野市さんは当然ですけれども、須坂市、小布施町、高山村ですか、全てみんな願っているところでございます。ですから、ぜひ前々から計画がありまして、我々もしっかり応援しているんですけれども、ぜひその辺を簡単でいいので、応えていただけばと思います。 ◎青木謙通 参事兼道路建設課長 仮称千曲大橋についてのお尋ねでございます。
     場所については、今、委員さんの言われたとおりの状況なんですけれども、これまでに須高地域と長野市を結ぶ屋島橋、村山橋について4車線化、屋島についてはオリンピック前、村山につきましては4車線化が完成したのは平成20年頃ということで、順次整備をしてきたところでございます。  その結果、いわゆるストック効果だと思いますけれども、河部における、川を渡るところにおける交通状況がかなり改善されている状況だと思います。そういった中で、仮称千曲大橋につきましては、県と5市3町で策定いたしました長野都市圏総合都市交通計画において、長野市と須坂市を結ぶ将来道路網として位置づけられておるところでございます。  先ほど長野市の話が出ました。長野市が行っています北部幹線の整備状況を勘案しつつ、関係する市町でその方向について調査をすることになっておりまして、私どもといたしましても、中長期的な課題として認識をしておるところでございます。そんな中で、こちらも頑張りますが、小布施橋につきましても心配な部分がありますので、こちらにつきましては、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、橋梁の健全な状態を保つように努力しておるところでございます。付け加えますと、その下の先ほど言った屋島橋から上流の1本上流の落合橋につきましても、これで架け替えというような話がありまして、その上流が長野大橋、その上流が、落合の上が五輪大橋、そしてその上が長野大橋、そして丹波島橋ということで、いろんな課題があることは十分認識しておりますので、中長期的な課題ということでよろしくお願いをしたいと思います。以上でございます。 ○堀内孝人 委員長 ほかに発言もありませんので、以上で質疑を終局したいと思いますが、これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、質疑を終局いたします。  ただいまから議案の採決に入ります。  最初に、第8号「長野県土砂等の盛土等の規制に関する条例案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第9号「長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案」について、採決いたします。  本案中、環境文教委員会に関連のある部分につきましては、環境文教委員長から原案のとおり可決すべきものと決するに異存ない旨、回答がありましたので報告いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第14号「一般県道大野田梓橋停車場線災害防除工事(八景山2工区)請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第15号「主要地方道中津川田立線道路改築工事(大滝川橋)変更請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第16号「一級河川求女川河川改修工事(鉄道交差部整備)委託契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第17号「一級河川岡田川河川改修工事(排水機場整備)変更請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第18号「一級河川黒沢川河川改修工事(調節池整備)変更請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第19号「一級河川千曲川災害復旧助成工事(百合居橋)請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、報第1号「令和3年度長野県一般会計補正予算(第15号)の専決処分報告」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中、歳出、第9款 土木費 第12款 災害復旧費について採決いたします。  本件、報告のとおり承認すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は報告のとおり承認すべきものと決定いたしました。  次に陳情の審査を行います。当委員会に付託されております建設部関係の陳情を一括して議題といたします。過日、お手元に配付いたしました審査資料を御覧願います。建設部関係の陳情は継続分18件、新規分3件であります。  なお審査に際し、継続審査とする旨の御発言をされる場合は、なるべくその理由を一緒に述べていただくようお願いいたします。また、願意が複数ある陳情で、その一部が採択できないために継続審査と決定した場合は、付記事項として陳情者に通知することについて、その都度、お諮りしたいと思いますので御了承願います。  それでは、審査手順についてあらかじめお諮りいたします。最初に継続の陳情18件の審査を行い、続いて新規の陳情3件について順次審査をお願いしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  それでは、継続分の陳情の審査を行います。  継続分の審査に当たっては、2月定例会以降、状況に変化のないものについては一括して審査を行い、状況に変化のあるものについては取り出して審査を行うことといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  それでは継続審査となっております陳情18件について状況に変化がありましたら、理事者から説明願います。 ◎小池広益 建設政策課長 状況に変化はございません。 ○堀内孝人 委員長 それでは、特に状況に変化のない陳情18件を一括して審査いたします。  お諮りいたします。陳第53号、陳第208号、陳第212号、陳第258号、陳第294号、陳第303号、陳第477号、陳第507号、陳第524号、陳第589号、陳第620号、陳第626号、陳第655号、陳第656号、陳第659号、陳第660号、陳第667号及び陳第674号については、引き続き、継続審査とするに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  続いて、新規分の陳情の審査を行います。まず、陳第692号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。       〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等ありますか。 ◆高村京子 委員 ありがとうございます。先ほど、長野県の建設部のほうでも県政を挙げて、御奮闘いただき、盛土条例が委員会として審査をし、可決すべきものと結論が先ほど出されました。市町村との土地所有者に対する責任やら、対応すべき基本的なことをきちっと市町村と向き合っていただくことは大切だと思うんですよね。市町村が悩んでいるので、この標準様式を定めてほしいという思い願いであります。これから条例に基づいて規則を作るとなりますが、規則に盛り込まれないとしても、条例の遵守を土台とした土地賃貸借契約書のモデル的なものは、市町村の代表の方と協議をしながら、長野県がある程度のモデル書式をつくっていただき、市町村と力を合わせていただくことが大切ではないかと思いまして、この陳情につきましては、採択とする思いであります。  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取扱いはいかがいたしましょうか。       〔「継続」・「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま、委員各位から様々なご意見がありましたので、この取扱いについて、 順次挙手により決することといたします。念のため申し上げます。挙手しない方は、採択とみなします。陳第692号を継続すべきものと決するに賛成の委員の挙手を求めます。       〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって、陳第692号は、継続審査とすることに決定いたしました。  ただいま、願意が複数ある陳情を継続審査とすることに決定いたしましたが、陳情者へ通知する付記事項につきましては、いかがいたしましょうか。       〔「一任」と呼ぶ者あり〕  御意見がありませんので、委員長案として、「条例の遵守条項を盛り込んだ「土地賃貸借契約書」の標準様式について定めることについては、引き続き慎重に検討する必要があるため、現状では採択することができない。」といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  次に、陳第693号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。       〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等ありますか。 ◆高村京子 委員 私どもは、この住宅新築資金等貸付事業、これにつきましては、特定の地域の特定の方々に対する特別対策として反対の立場をずっととってまいりました。これが国においても県においても法律と条令がなくなったということの中で、この事業は終息しておりますが、滞納額があるということは理解をさせていただきます。しかし、この事業をやってきた責任も市町村にも責任があるわけでございまして、上田で言えば、この不納欠損処理ということを議会でも議論をし、そういう処理も上田市でしていただいているところです。新たな制度をつくるということは反対ですので、反対の立場をとらせていただきます。  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取扱いはいかがいたしましょうか。       〔「継続」・「不採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま、委員各位から様々なご意見がありましたので、この取り扱いについて、順次挙手により決することといたします。念のため申し上げます。挙手しない方は、不採択とみなします。陳第693号を継続すべきものと決するに賛成の委員の挙手を求めます。       〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって、陳第693号は継続審査とすることに決定いたしました。  次に、陳第694号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。       〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等ありますか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取扱いはいかがいたしましょうか。       〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま、採択との御意見がございましたので、陳第694号については、採択すべきものと決するに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう採択と決定いたしました。  以上で、陳情の審査を終局いたします。  以上をもちまして、建設部関係の審査を終局いたします。  午後1時30分まで休憩を宣した。 ●休憩時刻 午前11時41分 ●再開時刻 午後1時28分
    ○堀内孝人 委員長 再開を宣した。  ▲ 日程宣告     危機管理部関係の審査  ▲ 危機管理部関係付託事件の報告     専決処分報告1件、陳情1件  ▲ 議題宣告(危機管理部関係)     付託事件及び所管事務一般を一括して議題とし、議題に関連して、理事者の説明を求めた。 ◎前沢直隆 危機管理部長 別添、部長説明要旨に基づき説明した。 ○堀内孝人 委員長 報第1号「令和3年度長野県一般会計補正予算(第15号)の専決処分報告」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中 歳出、第2款 総務費中 危機管理部関係について、理事者の説明を求めた。 ◎柳沢剛 消防課長 議案及び予算説明書により説明した。 ○堀内孝人 委員長 報第13号「令和3年度長野県一般会計予算の繰越しについて報告」中、危機管理部関係について、理事者の説明を求めた。 ◎柳沢剛 消防課長 議案により説明した。 ○堀内孝人 委員長 理事者から発言を求められていたので、これを許可した。 ◎柳沢剛 消防課長 別添資料1「消防防災ヘリコプターに係る訴訟の状況について」及び資料2「第64回長野県消防ポンプ操法大会・第31回長野県消防ラッパ吹奏大会について」により説明した。 ◎髙野雅彦 新型コロナウイルス感染症対策室長 別添資料3「新型コロナウイルス感染症への対応経過について」により説明した。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 別添資料4「御嶽山・焼岳の噴火警戒レベル等について」及び資料5「防災気象情報の改善について」により説明した。 ○堀内孝人 委員長 委員の質疑等発言を許可した。 ◆高村京子 委員 どうもありがとうございます。  本当に新型コロナ対策、それから毎年のように襲ってまいります災害の危機的状況の回避の対応や県民の皆さんの命と生活、財産を守っていただくということで、日常的に危機体制をしっかりと構築していただき、県民を守っていただくお仕事に御尽力いただいているということで、本当に感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。  私は快適な避難所、極端に言うと避難したくなる避難所という表現もちょっと使っていただいていたかと思いますけれども、避難所の環境整備とか、あるいは温かいものを提供できるようにとか、あるいは入浴の関係とか、様々な日常的に家にあるような環境をつくることは難しいかと思いますが、それでも快適に過ごせる避難所ということで御尽力いただいていると思うんですよね。そのことについて、備蓄状況ですとか、御尽力いただいている部分があるかと思うんですが、改めて現状について御説明願えればと思います。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 避難所の快適な改善の取組についての御質問だと承知いたしました。長野県では避難所TKBといいまして、トイレ、キッチン、ベッドの改善に取り組むということで進めております。具体的に言いますと、トイレにつきましては用が足せればいいということではなくて、トイレを我慢しなくてもいいというものをつくりたいと考えております。具体的に鏡がついているとか、きれいに使っていただける、あるいは広くなっているということで、そちらの簡易トイレではありますけれども、快適なトイレを用意すべく補助を出しているということでやっております。こちらは建設部の現場作業でも使っていただくトイレとしても利用してもらえるように、レンタル会社さんで買ったものについての補助を出すということで取り組んできております。  また、キッチンにつきましては、委員からも御指摘ありましたように、できるだけ温かいものをということで、こちらのほうは一つの方法としてはキッチンカーの皆様に来ていただいております。何かおいしいもの、あるいは温かいものを出せないかということで取り組んでおりまして、先日もキッチンカーの取りまとめをされている方にも少し意見を聞いたりして、具体的にこういうことができる、あるいはここまでならできるという数とか、実際に提供できる品物なんかの話も少し聞かせていただいて、どこから手をつけたらいいかという中で、今年度、実際に取組をやってみましょうかというところまで来ております。  それから、ベッドにつきましては、感染症対策も含めまして、床に寝ることがないように、少しでも高いところに寝ていただくように、段ボールベッドの備蓄と、それから段ボール協会と協定を結んで、なるべく早く段ボールベッドを集められる体制を取るためにやっております。今年度は段ボールベッドの設置訓練を市町村の皆様等とやりたいと思っておりまして、できれば行政の皆さん以外でも、今後避難所の運営とかにも関わっていただけそうな防災士の方たちの集まりとも連携を取りたいと思っております。実際にやっていく中で、どんな課題があるかということを考えていきたいと思っております。以上です。 ◆高村京子 委員 そのようにぜひ御努力を引き続きお願いしたいですし、地域の防災の区会なんかでは担当者がいるんですよね。消防署とかの御指導をいただきながら、住民の隣組というようなことでやっている組織もありますので、そういった皆さんとの意思疎通も引き続き強化していただいて、避難所に誘導することができるような取り組みもみんなでやっていく必要があろうかと思っております。  それで、私は仕切りも大事だと思うんです。災害が起きますと、本当はホテルみたいな個室のところに入れていただくはずです。去年も丸子地域で護岸が崩れて、4件ほどですけれども、ホテルに入れていただいた経過もありまして、それはよかったなと思っております。しかし、大人数となりますとどうしても体育館とか、そういうところでは段ボールベッドのお話がありましたけれども、やっぱり仕切りをつくっていただくということもプライベートの環境を守る上で御配慮願いたいと思っていますが、その視点もあろうかと思いますが、その点はどうでしょうか。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 仕切りについてでございます。  コロナ対策も含めまして、先ほども床で寝ないようにというのもあったんですが、併せてお近く、要は近いことで感染が広まってしまうという可能性もありますので、距離を置くことと同時に、今、仕切りにつきましても大事なものだと認識しております。こちらも段ボールベッドと併せて、段ボールでできたもの等もありますし、ほかのものでもいいんですけれども、やはり距離を取ることと、仕切りをつくることが大切なことだと思っていますので、県としては僅かではありますが、プライバシーを守るという観点で、仕切りなども幾つかは用意していますが、同じように市町村の皆様にも先ほどの段ボールベッドの設置訓練等で、これが必要だよねということを言っていきたいと思います。  今、聞いている限りでもプライバシー等、実際に本当に見えなくなってしまうと、中で何があったか分からないということの防犯上とか、あるいは健康上の問題もありますので、完全に見えなくするというわけではなく、視界なり、例えば感染の対策になる高さとかも検討しなくてはいけないなと思っていますので、こちらも御指摘いただいたとおり大事なことだと思っていますので、一緒に進めてまいりたいと思っています。 ◆高村京子 委員 引き続きの御努力をお願いしたいと思います。  それで、各地域に防災センター、防災会館とかあるんですよね。県も支援していただいた防災会館などは、日常的には公民館的に使わせていただいていますけれども、いざというときは防災施設ということで位置づけてあります。けれども、なかなか調査できていないんですが、防災物品がほとんどないというところも数年前まではかなりあったと思うんですが、そういった状況も聞き取っていただいての避難所の環境改善という状況になっていると思いますが、そういった地域にある防災施設を防災機能として備蓄、備品などの基本的なものについて、市町村との協議が大事だと思いますが、その辺はどうでしょうか。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 防災の物品等の備蓄でございます。  避難所になったり、人が災害時集まる場所については、一定の備蓄は必要だと思っております。ただ、一方で置いておけばいいという形ではなくて、今もコンテナみたいなところの中に入っていたりとか、以前、市町村に聞いたときもふだん開けられないんだけれども、いざというときに開けられるようにするときに、鍵をどうするかとかいう課題がありました。知っている人が来ないと開けられないでは困りますし、ふだんから開いていては困るようなこともありまして、当然すぐ使うものは近くにあったほうがいいんですけれども、きちんと管理して、温度とか、場所とか、搬出のこともいろいろ考えると、それぞれのところに必要なものを全て置くというのは、少し現実的ではないかなとも思っています。ですので、必要なものが迅速に届けられる体制、それは運搬も含めてですけれども、広域受援というような感じの大きな災害対策もありますので、必要なものは近くに、あとはすぐに届けられる体制というのはセットで考えてやっていこうと思っています。  こちらも市町村と意見交換していく中で、現実的にはいろいろな必要なもの、あるいはこうしたほうがいいということが出てくると思いますので、柔軟に考えていきたいと思っています。 ◆高村京子 委員 ありがとうございます。市町村との防災会館等の管理についても、本当にそういう困難が様々あるかと思いますので、市町村との協議の中でできるものは備蓄しておく、あるいはいざというときはそちらへ配送できるような体制の構築をお願いしたいと思っております。  私はぜひ、この災害の避難につきましては、障害をお持ちの方、あるいは高齢者の方、要援護者の方々、こういう方々に対する配慮が、本当に地域の中でも援助したいんだけれども、どうしたらいいか分からないという状況もありますので、消防署のほうで防災訓練をやっていただいていますが、それと同じように要援護者の方々、障害者の方々に対する誘導といいますか、あるいは特別な避難施設を設けていただくことが大事だと思います。しかし、個々の人によって違いますので、やはりどなたでも困難を抱えている人でも、避難できる体制というのを健康福祉部と御検討いただいて、普通の人が障害をお持ちの方にこういうことができるんだよ、こういうところがあるんだよと、言えるような環境をつくっていくことも大事だと思っております。この点はどうでしょうか。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 支援を必要とする方たちのことに対してでございます。  もともとどういう方に配慮したらいいかという避難行動の要支援者名簿につきましては、市町村では平成30年度末までに一応策定済みでございます。  これからは、そうはいっても個別にそれぞれの方にどう避難していただくかという個別避難計画というものが、国のほうから今度は作成が努力義務ということで市町村でも整備を始めてきております。今、委員御指摘がありましたとおり、一人で逃げられない場合は、誰が支援するのか、どこに行くのかということで、福祉避難所という部分の準備が出来つつはありますが、実際に遠かったりすると行けない場合がありますので、ほかの一般のというか、普通の避難所に避難する場合もあり得ます。その際も車椅子で通れる道幅があるのかとか、先ほども地面に座るには少し負担があるけれども、腰をかけるだけの高さがあればいいとかということで、要は支援を必要とする方たちも避難所に来て大丈夫だよと、そこの部分で避難をためらうことがないような準備につきましては、こちらも市町村が中心になりますけれども進めてきております。それこそ健康福祉部と一緒に話をしていく、あるいは市町村のお困り事を聞く、建設部ともやるキャラバン隊というのを今後予定しておりますので、そういうところで実際のニーズをお聞きしながら、いい事例は逆に横展開でお示ししていくこともやっていきたいと思っています。以上です。 ◆高村京子 委員 ありがとうございます。  お聞きしたところによると、長野県の危機管理、避難所体制をどう充実強化していくかという点については、全国的に長野県は大変すばらしい先進的な取組といいますか、発信をしていただいているとは思います。ですので、引き続き全国にモデルというか、誇れるような、こういうことができるよ、ああいうことをやっているよというようなことで、全国に発信していただけるような、お取組を期待しております。ありがとうございます。以上です。 ◆宮本衡司 委員 それでは、説明の中の話じゃないんですが、建設部でも質問したんですが、5月9日の栄村の秋山郷の一番奥の切明というところで、中津川の斜面崩落がございました。今現在、国の湯沢砂防事務所で対応していただいておるんですが、この件に関しては特段危機管理部が何かアクションを起こしたとか、そんなことはありますか。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 5月9日の早朝に中津川右岸というところで土砂崩れがあったという情報は、建設部を通じて情報がありました。最初は土砂がどうも川の流れを塞いでいるという情報だけだったもので、これはまずいなということで、役場にも直接電話をさせていただきまして、どんな 状況か確認させていただきました。その後、上空から撮った写真等も提供されるようになりまして、非常に川幅が狭くなっていたんですが、流れについては確保できている、あるいは住民や建物等に被害がないという情報が順次入ってきましたので、それであれば情報共有と、あとは栄村の役場さんとのやり取りの中で、今後必要なものについて情報共有していこうということで、そのときはそこまででございました。その後につきましても、建設部から湯沢砂防事務所さんが取り組んでいる測定の監視体制の強化とか、あるいは人家等に影響が本当にないのかと、あるいは雨が降ったときに大丈夫なのかというような取組につきましては、逐一情報をいただいておりまして、こちらにつきましても本当に何かあってからではいけないので、危険だと、あるいは梅雨の時期を迎える前でしたので、雨が降ったときにどうするんだということについては、常に考えながらやっていましたが、今回の対策につきましては、主に情報共有ということでやってまいりました。以上です。 ◆宮本衡司 委員 引き続き、国と栄村と今おっしゃった情報共有、また頻繁にお願いしたいと思います。私も直接崩れたときに見に行ったわけじゃないんですが、一時、川が塞がれたようであります。その後、流れは元に戻ったようでありますけれども、砂防事務所のほうで水位計や、いろいろな監視カメラ等々も設置していただきましたので、くどいようですが建設部とも情報共有など行っていただき、非常事態におきましてはまた何らかの対応をお願いしたいと思います。  それと、先ほどの高村委員の話の備蓄の品物なんですけれども、はるか昔の話で恐縮なんですが、田中康夫さんが知事のときに、何のときだか記憶にないんですが、市町村に対していろんなものを配ったようなことがありましたよね。配ったのか何だかよく分かりませんが、たしかその中には赤ちゃんの粉ミルクだとか、水もあったかと思います。要するに賞味期限がいずれ来るようなものも中にあったと思うんですよ。私、一番知りたいのは、そういう避難所にいる人が口にする物でどんなものがあのときいっぱい配られたのか、その後、もう明らかにこれはもう賞味期限が過ぎてしまったから廃棄しただとか、これは補充しただとか、そういう記録みたいなものがありますか。そういうのは、市町村にしかないんですかね。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 すみません、記録としては今、把握してはおりませんが、粉ミルクとか生理用品とか、最近も少し話題になって、特に液体ミルクの補充が必要だとかということで、こちらの補充は県でも一部やっておりますが、市町村の皆様もこういうものを備蓄お願いしますと、それから消費期限についてはよく見ておいてくださいというお願いはしています。  県の備蓄につきましても、消費期限来る前に、できればフードドライブといいまして、食品を集めて困っている人にお配りするということで、買換えのタイミングをちょっと早めにして、消費期限のあるうちに有効に使っていただこうという取組もやっており、今年度も消費期限来るものがありますので、そういう取組をしています。その当時の物品が本当にうまくちゃんと回ったのかというところまではちょっと承知していないんですけれども、今後につきましてはなるべくロスのないように、必要なものはしっかり貯めるという方向でやっていきたいと思っています。 ◆宮本衡司 委員 別にすぐでなくていいんですが、知識として頭に入れておきたいんです。何が必要で、何が必要でなかったかということを知りたいんです。あれは最終的には市町村の判断というか、市町村の県からいただいたものに対して、賞味期限が来たから廃棄しただとか、足りないからまた県に補充をお願いしたとか、もし何か当時のことを知っておる方がいらっしゃったらちょっとまとめたほうがいいかなと思うんですけれども、その辺はどうですか。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 そうだと思います。備蓄関係はどうしても前ばかりを向いて、今、足りないものは何かということを考えてしまうんですが、過去実際にこれは使わなかったとか、例えば、大きい単位で買ってしまい、そうではなく小さい単位のほうがよかったとか、そういう反省点もあると思いますので、今の備蓄、その当時の備蓄だけではなくて、今までの備蓄の在り方みたいなものについては確認して、課題を見つけなければいけないなとは思っています。それはやっていきたいと思います。以上です。 ◆宮本衡司 委員 すみません、はるか昔の話で、お手数でももし何かペーパーでまとまったものができたら、また欲しいんですけれども、そんなに急いだ話ではございませんので、以上です。 ◆清水純子 委員 私のほうからも少しお願いいたします。  今の時期になると災害が気になるという県民の皆さんの話題も、ここでの委員会の話も備蓄品だったりというところになってまいります。県民の多くの皆さんがこの時期になるとこれまでの災害を思い出したりとか、備えに対して少し意識がそっちに向くというような時期であると思っております。そんな間隔で少し考えてみると、今回も線状降水帯の発信の仕方であったり、これからもっと細かく市町村単位できちんとした情報が来ますし、どんどん躍進的に正確な情報が、私たち一人一人にきちんと提供される形になろうかと思います。その上で、私も一番近いところで台風19号のときの教訓であったりとか、いろんなところもずっと見る中での足りない部分も地域の人たちといろいろとお話もしてきましたし、まだまだやらなければいけないことがいっぱいあるなと感じております。今年も梅雨どきを迎え、そして梅雨が終わりというような形になっているんですけれども、そんな上で大きく前に進めていただきたいなというのが、大きな予算をかけてつくっていただいた信州防災アプリなんですよ。これ、もっともっと活用方法があると思っておりますし、あとはバージョンアップというのもすごく求めるところであります。  今回の一般質問でも加藤議員から長野県内にある水位計が今、デジタル化になっているんです。私たち一人一人が自分の一番身近な、自分が一番見たい水位の状況をスマホ一つで確認ができて、逃げどきとか、まだ大丈夫という自己判断の資料にするということが手軽に県民一人一人に近づいてきたところです。ぜひ、この信州防災アプリの中でしっかりと連動していただきたいという方向性で頑張っていただくことで、そんなお話があったところでありますけれども、その上でまずは信州防災アプリを手元に置いていただくというところにも力を入れていただきたいなと思います。目標は10万人です。今年の目標が3万人、今が1万5,200ぐらいですかね。一応そのような状況の中で、もう一踏ん張り今年も頑張っていただきたいなと思っております。  私、昨年度赤牛先生という建設部でやっている防災の勉強会に参加をさせていただいたときに、この防災アプリのチラシが皆さんに配られ、ぱっと明るく、黄色なのですごく目立ってたんですよ。でも、講演会の先生は一言も触れなかったんです。それで、私の御挨拶の時間をもらえたので、大きくアピールをしておきました。建設部とこの危機管理部がもっともっとこの辺の同じ思いで連携が図られていないなと思ったりしました。あらゆるところで、とにかくそのアプリをインストールしていただくことに、しばらくはこの土台づくりで重視していただいて、思い切り底上げをしていただきたいなと思いますので、どんな形でも人が集まるところですぐにアプリをインストールしていただく、下手したら携帯をお借りしてやってあるみたいな、とにかく、ここからの情報を県民の皆さんが多く受け取る場所をまずつくっていくことが大事であるかなと思っておりますので、その辺をまず、今年思い切り頑張っていただきたいなと思いますけれども、お取組等々ありましたら、ぜひお知らせください。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 ありがとうございます。信州防災アプリは、自分たちも非常に期待して、これをしっかりやっていかなくてはと、今年度予算を取りまして、PRのために委託をかけております。具体的にはテレビだったり、ラジオだったり、あるいは広報の関係で力を入れて、先ほどの目標の3万ダウンロードといっていますが、それを超える勢いで周知していこうとしています。  当然、こちらからそういう露出の機会を増やしていくというものの中に、実際にお集まりの場所、先ほど建設部の中であまり取り上げていただけなかったという話がありますが、今年は建設部とも一緒に回るとともに、それから具体的にはコロナ禍でなかなか進められなかった出前講座ということで、今年度も結構御要望がありまして、実際にもう出かけております。ここでも必ず防災アプリのチラシを持って、具体的に話をしてきております。また、近々シニア大学でお時間をいただいて、防災アプリの宣伝とスマホを使わない方もいらっしゃるので、今年紙でつくる防災手帳の宣伝もしてお配りしてくることもやっています。  小さなことではありますが、自分たちが出向いていけるところは積極的に出ていく。そうでないところは市町村の皆様、あるいはほかの部局の皆様にも応援いただいて、これ使えるよと言ったからには便利なものにしなくてはいけないので、先ほどの水位計につきましても、少しお金がかかるので、すぐにやりますとは言えないんですが、なるべく必要な情報、使う方にとってみれば、長野県全域というか、自分の地区の情報がどうなんだというのが一番大事ですので、なるべく身近な情報を出せるように、気づいたところはグレードアップしていく取組を進めていきたいと思っています。以上です。 ◆清水純子 委員 ありがとうございます。お金がどのぐらいかかるかは、分からないんですけれども、QRコード一つをそこに貼り付けていただくなど、まずは応急処置として行っていただく。青木村の私の家の隣の河川まで見えるようなQRコード一つありますので、下手したらそれで対処方法でやっておくとか、そんなことも大事かなと思います。完璧な形は大事なんですけれども、お金がかかるのであれば、QRコードをそこのところに一つつけていただくだけでも全然違うと思ったりします。  バージョンアップも必要であって、例えば防災アプリの中で自主防災組織の今言った、備蓄のチェック表だったりとか、リーダーと連絡網で誰と誰の役職が必要でというのを自分でつくらなくても、自分の自治会でこういう組織を完璧にするために、まずはこういう人たちが必要で、こういう連絡網のフォーマットをつくるとか、あとは毛布はあるのか、備蓄はこのぐらい、これは必要だよということが一般の普通の人たちが地域の中でチェック表を作成し、これだけは用意しておくといいよというような組織としての自主防災が成り立つようなものをつくることができればいいんじゃないかなと思います。要するに楽しみながら、確認事項などの意識が強いところから入っていけばいろんな面白い質問もいっぱい入っていますよね。とっても面白いすばらしいものなので、活用方法も含めて、さらにバージョンアップをしていただきたいという応援です。応援という形でぜひ頑張っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ◆続木幹夫 委員 それでは、私からも少し質問したいと思います。  まず、資料2の消防ポンプ操法大会、3年ぶりの大会の開催ということで、大変喜ばしいとは思うんですけれども、ただネットとかでいろんなところを見ますと、このコロナの関係で中止になって、この間、改めてポンプ操法大会の在り方というものが問われている記事が多く、前から言われていることですけれども、このポンプ操法大会に出るために、また勝つというか、上位に行くために訓練というのは非常に大きな負担になっていて、この在り方というのを考え直さなきゃいけないのではないかということだそうです。それで、私も何回かポンプ操法大会に応援に出ているんですけれども、まるで体操競技のように、重箱の隅をつつくような失敗というか、そういうところで減点方式でやって、競っていくところが、実際の火事のときに、こんなことまでする必要があるのかなと思いました。ただ本当に競技のための競技であったと感じているんで、改めてこのポンプ操法大会の在り方自体を考え直すということはありませんか。 ◎柳沢剛 消防課長 ポンプ操法大会の在り方についての御質問でございます。  委員御指摘のとおり、ポンプ操法大会は、コロナの関係で中止になって、私もネット上等でかなり批判的な御意見がたくさん出ているのは承知をしております。そういうこともありまして、県の消防協会のほうでもこのポンプ操法大会の在り方、開催の方法については随分検討してまいりました。その結果、できるだけ団員の負担にならないような形で行おうということで、これは県大会でございますけれども、例えばセレモニー的な開閉会式の短縮でありますとか、あるいは開催時期をもう少し涼しい時期にずらすとか、そういうことを検討させていただいたり、ポンプ操法大会の採点方式等については、日本消防協会で基本的なものをつくっておりますので、そういった儀礼的といいますか、本当に現場でこういったことが活用できるのかといった批判があるのは承知をしておりまして、今年度から少し内容、審査の見直しをかけたりをしております。  ただ、操法大会の本来の趣旨といいますか、現場で規律を保って活動できるかとか、あるいはアクシデントが起きたときにどのように対応するかと、そういった現場での判断力を養う部分もございますので、一定の形の中での競技といいますか、操法というのはやむを得ないかなとは思っております。  県の消防協会の中でも、かなり今回の開催に当たっては議論ございました。本当に行っていいのかどうかということで検討をおこないましたが、ここ2年開催しておりませんので操法の技術が、このまま開催しないままでいきますと途絶えてしまう、本当にきちんと伝承されないのではないか危惧もございまして、今回こういった形で開催をさせていただくということになりました。ポンプ操法大会の在り方、あるいは訓練の在り方、その関係で御家族の方々に御負担をおかけしていると、そういうことも我々重々承知をしておりますので、そういったことを常に心に置いて、意を用いて操法大会の開催の在り方ですとか、今後の見解といいますか、そういうことは考えてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ◆続木幹夫 委員 分かりました。私は決してこれをもうやめたほうがいいという考えではなくて、 やはりいざ火事が起きたときに戸惑わないように速やかに消火活動に移れるように、常に訓練していただいて、その動議づけのためにもこういう大会があって、技術を争うことがあっていいとは思いますが、ただ消防団の役目というのは火事ばかりではなくて、災害のときの例えば救助とか、捜索とかというものがあるので、そういうものも何か織り交ぜて、競技したらいいんじゃないかなと思います。  これは突拍子もないことを言うようですけれども、私、ドローンが好きなものですから、各分団に1台ずつドローンを配置して、それで捜索のときにそのドローンを活用してもらうと。それでドローンの操作方法を競技してもらえば、若者たちは喜んでやるんじゃないかなと思っていますんで、その辺のところも少し考えていただければと思います。  それから、先ほど高村委員さんから避難所で温かい食事をということでキッチンカーの話が出たんですけれども、これは、いつどこで災害が起きて避難所が開設されるか分からないんですけれども、例えば長野県南北に広いので、ここの地区の要望があれば、こことここにこのお店のキッチンカーがすぐ出せるよというようなことを把握していらっしゃいますでしょうか。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 キッチンカーの状況についての把握のことでございます。  昨年度キッチンカーを実施されている皆様にアンケートを取りました。具体的に言うとどちらでどんなことを活動されていますかということだったんですけれども、やはり総数全体からいっても数があまり多くないことがまず一つ問題でありました。回答いただいた数が134件で、こちらも地域によってバランスが違うということと、提供しているものがやはりドリンクとかスイーツのようなものが多いことがありました。それから出せる数につきましても制限がありますし、実際に支援するとなったときにどこまでできるかということがアンケートの結果から分かりました。そのため、今年度キッチンカーの方と交流会をやりまして、どんなことができるかを話し合おうということで、先日代表の方というか、本当の組織があるわけではないものですから、ある程度グループを組んでいる方へのお話を少し聞く機会があったんですけれども、やはり遠くにはなかなか行けないというふうに言っていました。長野の方が飯田にとか、逆のパターンとか、そういうのはやっぱり現実的に難しいので、できるのであればふだんから回っているところを中心に自分のできる範囲でやらせてもらうというのが、キッチンカーの人たちにとって現実かなと言っています。そうすると、先ほどアンケートも150何件しかない中で、数自体も足りるのかというところについては、非常に今のところまだ十分ではないと思っています。ですので、活動の状況についていろいろ課題がある中、今年度も、ではどこからできるかというのを少し話し合う段階ですので、充実しているとか、しっかり体制が取れているというところにはまだ遠いんですけれども、まず第一歩を今年度は踏み出していきたいと思っています。以上です。 ◆続木幹夫 委員 分かりました。今、割と移動購買車がありますよね。私が見るにあれを災害のときにキッチンはできなくても、電子レンジみたいなものを置いて、それで温めて提供するようなことも考えられるのではないかと思いますので、少し考えていただければと思います。私からは以上です。 ◆清水正康 委員 それでは、僕のほうからも幾つか質問したいと思います。  まず、消防の防災ヘリコプターですけれども、状況等説明がありました。今後いつぐらいまでに全ての訴訟等終わるのかというような見通しとかがもしあればお聞かせいただきたいと思います。 ◎柳沢剛 消防課長 ヘリコプターの訴訟の今後の見通しということでございます。  先ほど御説明させていただきましたとおり、現在まで7回事務手続をしておりますが、第3回目までは実際ほとんど進んでいない状況もございまして、大体第4回目、第5回目あたりから双方の主張をかなり集中的に出している状況にございます。また、一方でヘリコプターの整備、修理という非常に専門的な世界の技術的な部分もございますので、裁判所のほうもかなり慎重に証拠調べといいますか、そういうものを出させて調べたりと、双方の主張もきっちり整理をしたいと考えているようでございますので、例えば今年度中に終わりますとか、そのように申し上げられれば一番いいんですが、少し先が見通せない、いましばらくかかるかなという感覚を持っております。 ◆清水正康 委員 昨年の秋以降、双方の主張の話をしながらやり取りがある中で、まだ今年度中とか、そういう見通しもない状況ですね。分かりました。いずれにしても僕らは県の主張を全面的に応援している立場でありますので、しっかり頑張っていただければと思います。  資料の2なんですけれども、先ほど続木委員からもありましたが、こちら6地区からということでしたけれども、すみません、説明があって聞き漏らして申し訳なかったんですが、6地区というのはどこかという部分と、出る出ないについてどんなような議論があって、結論が出たみたいな、そんな各地の情報があればお聞かせいただければと思います。 ◎柳沢剛 消防課長 先ほど出場チームまでは御説明いたしませんでしたので、ここで御説明をさせていただきます。順に申し上げますと、飯伊地区、あと木曽地区、松本地区、大北地区、長野地区、北信地区の6地区でございます。出場する、しないの検討の状況でございますが、御存じのとおりポンプ操法大会につきましては、市町村大会、あるいは地区大会を経て、その旨に向けた練習がございまして出場するという、そういった流れになっております。ですので、通常、新年度4月、5月頃に入ってポンプ操法大会の県大会に向けた練習も始まるわけですが、ちょうどその頃に新型コロナウイルスの感染拡大がかなりひどい状況でございました。その当時、今後の状況が見通せないということで、市町村大会、あるいは地区大会を中止するという決定をした地区が相当数ございました。ですので、もう5月ぐらいの段階で県の操法大会に出場しない、できないという判断をしたところが、今回出場できなかったところでございます。ただし、飯伊地区につきましては、大会を行わなかったんですが、ぜひ出たいということで、抽せんで出場チームを決めたと承知をしております。以上でございます。 ◆清水正康 委員 分かりました。どちらかというと先ほどの議論の中で、否定的な意見が多かったりとかして、これを機会に大会に出るのをやめようとかという話かなと何となく思ったんで、そうではなくて市町村大会ができなかったからということですね。分かりました。  自分も若い頃というか、消防をやっていて、操法を一生懸命やった口なんですけれども、今、思い起こせば家族に迷惑をかけたなとか、そんなことは本当に思っておりますし、家族に聞くと、あんなの意味があったのか、そんなことも言われたりもしますが、でも、消防の基本的な操作という部分は、そこでしっかり身についたというのもありますし、また世代を超えた仲間が、同じことをやることでチームワーク等も生まれて、地域の絆みたいなものも生まれ、単純にいい悪いというのが簡単に評価できるものじゃないと思います。ぜひ、こういった機会というのは減っていく一方かなとも思いますので、大事にしていただきたいなと思いますので、大会もやる、やらないとかというのも難しい判断はあるんですけれども、ぜひやるところに関しては、しっかり応援をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  続いて、1点新型コロナウイルス感染症という部分で質問したいんですが、県のほうでは3月7日以降、イベントとかの開催について、こういった形ならいいよということで指導をされてきたかと思うんですけれども、そのホームページ等ではQ&Aとかもあって、こういったことで開催の可否について困ったらこれを見てくださいみたいな、そんなことも書いてあります。そういった中で、今回この春以降県内で行われたイベント等で県のほうで指導をしたりとか、問題があったイベントがあったのかどうか、質問をしたいと思います。 ◎髙野雅彦 新型コロナウイルス感染症対策室長 コロナ禍におけるイベントに際しての安全計画の関係の御質問ということでございます。  現在、県ではイベント実施に当たりまして、事業者の方に安全計画というものを作成して、それを事前に県においてチェックをさせていただくという取組を行っております。事業者の方はその安全計画をお持ちのホームページ等で公表をしていただく取組をして、事後については必要に応じて結果の報告をいただく仕組みで動いております。 ◆清水正康 委員 そういった形で開催はしていただいていると思うんですけれども、例えば不備があったりして、県のほうで指導をしたケースがあったのかとか、またイベント自体報告をせずに開催をしてしまったようなことが後で発覚したりとか、そういうことはなかったですかね。 ◎髙野雅彦 新型コロナウイルス感染症対策室長 5,000人以上の参加が見込まれるイベントにつきましては、安全計画をこちらにお出しいただいて、事前にチェックをしております。やり取りは1回だけではございませんので、担当によるチェックをする中で足りないと思われる点等については、適宜助言をさせていただいております。  それから、5,000人に満たないケースにつきましては、県には提出の義務はございません。ただ、事業者において策定をしていただくように、お願いはしてございますので、今のところ明確にそういう5,000人を超えるイベントなのに安全計画が提出されていないであるとか、こちらの指導助言に従っていただけないケースは、把握しておりません。 ◆清水正康 委員 分かりました。県民の皆さん、しっかり守って開催していただいたということで、安心しましたし、そういう民意の高い県民性でよかったなと思います。ありがとうございます。 ◆大畑俊隆 委員 それではよろしくお願いします。  まず、ポンプ操法大会について、様々委員から意見が出ましたけれども、私も消防を20年以上やりまして、消防団分団長までやらさせていただいている立場からしますと、消防というのは地域住民の安心・安全を守り、それこそが自治の力を発揮する崇高なボランティアの世界でありまして、操法大会をいいかどうかという意見も出されていますけれども、私の経験上からすると、例えば有事に火点に飛び込む、それは実際形をもって火点に飛び込むときに、相当の訓練を課さないと、危険なことが背中合わせになっているものです。操法大会の地方大会ですけれども、市町村が行う大会について臨むわけですけれども、それは2か月、毎日毎日の訓練です。ただ、それは最終的にはいざという有事のときに、規律正しく行うときには厳しい訓練が通せないと、なかなかなし得ないものだと私は思っています。楽なほうへ、楽なほうにという風潮がありますけれども、自治消防含めて、地域や地域の住民を守るという、そういう精神は厳しい訓練から私はなし得るものだと思っております。ただ、操法大会についてはいろいろな御議論あります。家庭を犠牲にしたり、職場の理解を得なければいけないとかありますので、今後は操法大会、これは全国大会まで続く大会ですけれども、点数の在り方だとか、操法の競う点について、もっと検証していただいて、ただ地域の自主消防については、今、分団の団員が少なくなっていますが、面積は同じです。そういうときに、続木委員が言ったようにドローンだとか、いろいろなそういうDX化も含めて、消防団においても科学的な装置も配置していただくことは重要だと思いますので、よろしくお願いいたします。  それについては質問ではないですけれども、まず、火山レベルが1に引き下げられたことによって、御嶽登山、剣ヶ峰3,067メートルまで登頂できることになりまして、非常に登山家含めて、待ち望んだことだと思います。その当時の噴火のときには58名の死亡者、そして行方不明が今5名、63名がいまだに帰らないというところありますけれども、二度とこういう災害が起こらないようにするためには最善の防災が必要だと思っています。そういう中で、ビジターセンターも開館するということで、防災の向上、防災力の向上を含めて、公園の担う役割というのは大きいと思うんです。私も7月2日に登山道整備をします。8合の女人堂まで登山整備をしますけれども、その当日、剣ヶ峰まで行けたら行きたいと思っていますけれども、そういうときに少し心配するのはシェルターの配置についてです。社務所横のシェルターは配置されていますけれども、その下の旧旭館でしたか、その取壊しによってシェルターを配置しなければならないがあると思いますけれども、そのシェルターの建設に当たってはどういう状況になっているのか御質問します。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 御嶽山の安全対策のシェルターに関してでございます。  旭館というのは山頂の部分でよろしいですか。山頂の部分のシェルターにつきましては、今年度木曽町で設置をするということで、県も国と併せて補助をさせていただいているという状況でございます。設置につきましては、ヘリによる荷揚げ等の準備があって、実際にレベルが下がってからの取組だということで、まだ具体的な日は聞いておりませんが、当然そこにシェルターが必要だという計画の下、これを造っていくと聞いています。こちらとしても設置準備、手続についても一緒に応援していきたいと思っています。 ◆大畑俊隆 委員 ただ心配するのは、今、レベル1ですから、完全に火山噴火がないかというと、 そうではないと思うんです。ですから、最善の安全対策というのは当然必要なものですから、木曽町が設置をするにしても、安全対策上は迅速にシェルターを造って設置していただきたいと思っております。  それで、レベル1に下がって火山防災ができていく、そしてビジターセンターができるわけですけれども、このビジターセンターについては、さとテラス、やまテラスということで、すみ分けられていますけれども、展示物については危機管理が担うことになっているとお答えしていただいたんですが、そのやまテラス、さとテラスのすみ分けはどうなっておるんでしょうか。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 危機管理が担うのは定時の火山対策の部分についてでございますが、基本的に、王滝村の山の上にできるところは県立でございますので、直接私たちが準備をさせていただいて、それからさとテラス三岳という木曽町が造る施設につきましては、設置するのは木曽町になります。そちらのほうに業者さんの打合せですとか、どんなものを飾ったらいいかということについて、一緒に話をさせていただいているということで、関わり方が直接と一緒にやるというやり方の違いはあります。  ただ、コンセプトが全部一緒にしようということで、御嶽山を詳しく知ってもらう目的の中で、すみ分けとしましては、私どもの県立のほうはこれから登山される方、あるいは本当に山の近くに来られた方向けということで、今、御嶽山がどんな状態なのかを承知していただいて、先ほどのシェルターだけではなく、山に直接関わる人たちに対して、危険な兆候があれば引き返してもらうこともすぐにお伝え出来るような、必要な情報を出していくのを中心にやっていこうと考えております。木曽町のほうはどちらかというと町なかにありますので、観光でお見えになる方も多いと思います。御嶽山という山が非常に過去から歴史をもっており、いろんな噴火だけではない、魅力のある山だというところも含めて知っていただくものとなっております。ただ、あれだけの大きな犠牲を出してしまった火山としての認識をしっかりしてもらわなければいけないので、広い意味での情報を伝える中に火山なんですよということをお伝えできればと思っております。それから例えば火山の実際の事象とか、そういう話をするのに御嶽山火山マイスターという方が私ども今、18名認定させていただいていますけれども、その人たちからビジターセンターの敷地なり、中の展示を使って火山というものを説明させていただくようなイベントのようなものを考えています。ですので、すみ分けという点で行くと、山に登る人中心と観光で来られる方というような、大きな意味合いはありますが、どちらにしても危機管理部としては、火山というものを承知してもらって、その上で楽しんでいただくということをしっかり伝えていきたいと思っておりますので、こちらのほうは正しく恐れるというところで、安全面を強調するだけではなく、必要なものをやりながら、楽しんでいただきたいというところに力を入れていきたいと思っています。 ◆大畑俊隆 委員 説明ありがとうございました。ここで24時間火山情報を表示する電子掲示板がございますよね。登山者にとって、非常にありがたい情報なんですけれども、これはさとテラスにも配置する予定なんでしょうか。それは分からないですか。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 基本的にはデジタルサイネージ、木曽町のほうにも設置する予定ではございますが、今の24時間稼働するかどうかとか、里の方での必要な情報は山に登る方だけではないものですから、ほかの情報も発信するようなことを考えているようですので、中身が山の上の私どもがやっているものとまるっきり同じものかというと、そうではないと認識しています。 ◆大畑俊隆 委員 分かりました。1点、例えば有事、気象庁がそれは判断すると思うんですけれども、情報の伝達の仕方です。情報の伝達の仕方について、まず今、県のほうで把握している情報の在り方といいますか、伝達の在り方はどのようになっているのか。そして、特にやまテラスのビジターセンターが関わる情報の伝達については、どのような経路でどう発信するのか、そこまで分かっていたらお願いいたします。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 情報の伝達につきましては、昨日も御嶽山の火山防災協議会として、情報の伝達訓練を実施いたしました。一般的なルートでいうと今の気象庁が発表したものが長野気象台に伝えられて、それが私ども危機管理部に来ます。地元の火山防災協議会がありまして、今、事務局を木曽地域振興局が担っておりますので、そちらを経由してそれぞれの皆さんに伝えていくことになりますが、観測に当たりましては、今は木曽町の三岳支所による名古屋大学の御嶽山火山研究施設の実測も活用されております。
     ですので、発令そのものは気象庁ではありますけれども、実際の変化のところは、現地の名古屋大学を通じて、木曽町さん、王滝村さんにも直接連絡が行くようになっています。どちらが早いかというのは少しあるかもしれませんが、いずれにしても複数の手段で伝えていく、それでその上で協議会の中にあるメンバー、町、村以外にも山小屋の皆さん、あるいはビジターセンターで発信する手段等々ありますので、実際には流れとすれば今、そういうふうに伝えたとおりではございますが、とにかく、今いる人たちの安全を守るのが先でございますので、伝達する手段はそこの中でビジターセンターも周りにいる人にただデータを出すだけではなくて、直接呼びかける、常駐している人が声をかけるというようなことも含めて、とにかく漏れのないように伝えていきたいと思っています。 ◆大畑俊隆 委員 ありがとうございます。  先ほど清水純子委員のほうから言われたように、今のこの時代、情報の伝達力というのはいろいろなアプリを使って瞬時に伝えていただくことが重要だと思 うんです。ヨーロッパではビジターセンターで発信をつけて、いざ有事のときにそれが鳴るとか、そういうこともやっておられる国もあるものですから、先進的な取組もやはり併せてお願いできればと思います。私のほうからは以上です。 ◎髙野雅彦 新型コロナウイルス感染症対策室長 先ほど清水委員さんの御質問の答弁の中で、補足して説明をさせていただきます。  イベント時の安全計画の提出に際しては、先ほど5,000人未満のイベントに関しては安全計画を公表していただくというような説明を申し上げましたが、安全計画そのものではなく、もう少し簡易なチェックリストというものを作成いただいて、公表いただくという仕組みになっておりますので、補足をさせていただきます。 ○堀内孝人 委員長 以上で質疑を終局したいと思いますが、これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、質疑を終局いたします。  ただいまから議案の採決に入ります。  最初に、報第1号「令和3年度長野県一般会計補正予算(第15号)の専決処分報告」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中、歳出 第2款 総務費 第6項 防災費について採決いたします。  本件、報告のとおり承認すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は報告のとおり承認すべきものと決定いたしました。  次に、陳情の審査を行います。当委員会に付託されております危機管理部関係の陳情を議題といたします。過日、お手元に配付いたしました審査資料を御覧願います。危機管理部関係の陳情は、継続分1件であります。  なお、審査に際し、継続審査とする旨の御発言をされる場合は、なるべくその理由を一緒に述べていただくようお願いいたします。また、願意が複数ある陳情で、その一部が採択できないために継続審査と決定した場合は、付記事項として陳情者に通知することについて、その都度、お諮りすることとしたいと思いますので御了承願います。  それでは、継続分の陳情の審査を行います。  継続審査となっております陳情1件について、2月定例会以降、状況に変化がありましたら、理事者から説明願います。 ◎血脇秀明 危機管理防災課長 状況に変化ございません。 ○堀内孝人 委員長 それでは、特に状況に変化のない陳情1件を審査いたします。  お諮りいたします。陳第241号については、引き続き、継続審査とするに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  以上で、陳情の審査を終局いたします。  以上をもちまして、危機管理部関係の審査を終局いたします。  次に、本委員会の閉会中継続調査事件は、お手元に配付いたしました資料のとおりとし、なお慎重に調査を要するためとの理由を付して、議長に申し出ることといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。        〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  次に、委員長報告について、何か御発言がありますか。        〔「なし」と呼ぶ者あり〕  それでは正副委員長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。        〔「異議なし」呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  この際、何か御発言がありますか。        〔「なし」と呼ぶ者あり〕  閉会を宣した。  ●閉会時刻 午後3時04分 △採決結果一覧(建設部関係)  (付託議案)   ▲ 原案のとおり可決すべきものと決定したもの(簡易採決)      第8号 長野県土砂等の盛土等の規制に関する条例案      第9号 長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案      第14号 一般県道大野田梓橋停車場線災害防除工事(八景山2工区)請負契約の締結について      第15号 主要地方道中津川田立線道路改築工事(大滝川橋)変更請負契約の締結について      第16号 一級河川求女川河川改修工事(鉄道交差部整備)委託契約の締結について      第17号 一級河川岡田川河川改修工事(排水機場整備)変更請負契約の締結について      第18号 一級河川黒沢川河川改修工事(調節池整備)変更請負契約の締結について      第19号 一級河川千曲川災害復旧助成工事(百合居橋)請負契約の締結について   ▲ 報告のとおり承認すべきものと決定したもの(簡易採決)      報第1号 令和3年度長野県一般会計補正予算(第15号)の専決処分報告中         第1条 「第1表 歳入歳出予算補正」中           歳 出 第9款 土木費               第12款 災害復旧費  (陳情)   ▲ 採択すべきものと決定したもの(簡易採決)      陳第694号   ▲ 継続審査としたもの(簡易採決)      陳第53号、陳第208号、陳第212号、陳第258号、陳第294号、陳第303号、陳第477号、陳第507号、陳第524号、陳第589号、陳第620号、陳第626号、陳第655号、陳第656号、陳第659号、陳第660号、陳第667号、陳第674号   ▲ 継続審査としたもの(挙手採決)      陳第692号、陳第693号 △採決結果一覧(危機管理部関係)  (付託議案)  ▲ 報告のとおり承認すべきものと決定したもの(簡易採決)      報第1号 令和3年度長野県一般会計補正予算(第15号)の専決処分報告中         第1条 「第1表 歳入歳出予算補正」中           歳 出 第2款 総務費              第6項 防災費  (陳情)  ▲ 継続審査としたもの(簡易採決)      陳第241号...